価格交渉

思いきった価格を提示してもOK

中古マンションを買うときには、値引き交渉をするのが前提です。先にも述べたように、「表示価格」で購入する必要はありません。あくまで「売り主の希望」にすぎないものです。その表示価格ですが、「2980万円」のように数万円単位、あるいは1万円単位まで細かい数字が入っていることがよくあります。

これは、スーパーの「198円」といった価格表示と同じです。端数を少し変えることで、おトクな商品に見せようという手法です。加えて業者は、買い手が価格交渉してくることを前提に、価格設定をするのが常識になっていますので、たいてい高めの価格をつけます。表示価格が「2980万円」の場合、売り主の本当の希望は「2900万円」かもしれません。実際はトクどころか、値引きの余地が十分にあるのです。

さて、具体的な価格交渉のやり方を見ていきましょう。中古マンションを買うときには、売り主に対して「買いたい」という意思表示をしなければなりません。それは「買付証明書」によって行います。買いたい物件の物件名や契約可能日時などを書くのですが、その中に買い手の希望価格の記入欄もあります。この欄に、いったいどれくらいの金額を書けばいいかですが、思いきった金額を提示してかまいません。表示価格が「2980万円」なら、こちらの希望は「2700万円」、もっといけると思えば「2500万円」でもいいわけです。そうすれば、売り手側は2800万円から2750万円のところで提示してくるはずです。

ところが、買い手が遠慮していると「2950万円」などという回答がきてしまいがちです。いちおう値引きされてはいるものの、あまりに小さな値引き幅です。売り主を強気にさせてしまっているのです。こういうことを知っているのと知らないのとでは、交渉力に雲泥の差が出ます。

  • 値引きはしてもらって当たり前
  • 買い手の希望価格は大幅に安くていい

この2つを忘れないでください。