業者の顧客になる

中古マンションの物件を持っている業者の顧客になるがベスト

「業者は自社で預かった中古マンション物件を自社の顧客に売れば、両方から手数料がもらえるため、物件を抱え込むときがある」と述べました。このせいで、ひどい目にあったことがありますので、そのときの話をしたいと思います。ある駅周辺に中古の割安物件を探そうと思い、地元の中堅店を訪ねたときのことです。いろいろな物件を紹介された中で、ある駅近のマンションが気に入り、さっそく見にいくことになりました。その中古マンションの物件を預かっていたのは、大手不動産業者のA。そこで、Aに物件の有無を問い合わせてもらったのですが、その時点では「他に申し込みはない」との回答でした。その後、他にもいくつかの物件を見ましたが、やはり先の中古マンション物件がいちばんよかったので、「買い付け申し込み」を書きました。その時点でも、私以外の申し込みはなし。価格交渉はまだでしたが、いい中古マンション物件が見つかったと喜んでいたのです。ところが数日後、なぜか業者が次のように連絡を寄越しました。「すみません。お客様より前に申し込みがあったとのことで、二番手になってしまいました」いったいどうしたことでしょう。カラクリはこうです。買い付けの申し込みは、Aで検討されました。しかし、ちょうどそのとき、同じ物件に興味を持っているAの顧客がいたようです。他の業者の顧客であり、こちらに売るよりそちらに売ったほうが、Aは儲かります。「うちで案内したお客が買ってくれるかもしれない。結論はまだ出ていないけれど、もう少し押してみよう。だんだんその気になってきてはいるから」こういうわけだったのです。物件を持っている業者は強いのです。

自社の利益を上げるために、強引なやり方をする仲介業者は現実にいます。物件をたくさん持っている業者の顧客になればいい」と思うかもしれませんが、自分のほしい物件がそこになければ同じことです。何が何でも手に入れたい中古マンションの物件があるときは、やはりその物件を預かっている業者を押さえて、そこの顧客になるのがベストでしょう。